2018.03.22
結婚式の数あるイベントの中でも、バージンロードを歩く瞬間にあこがれを抱いておられる花嫁さまも多いと思います。
会場のドアが開き祭壇へと続く道を父親と、花婿さまとゆっくり歩く姿はとても印象に残ると思います。
今回はバージンロードの意味と歩き方のコツについてご紹介いたします。
■花嫁の純潔と人生を表すバージンロード
実はバージンロードという言葉は和製英語です。
海外では「ウェディングロード」や「ウェディングアイル」と呼ばれています。
バージンロードの始まりは、欧米に古くから伝わる
「悪魔が花嫁さまを妬んでさらってしまう、協会の床下には悪魔が潜んでいる」
という言い伝えから守るために、白や赤の布を敷きその上を歩いたことだといわれています。
とても純潔な場所とされていてフラワーガールやリングボーイなどの子供たち以外のゲストは踏んではならないとされています。
現在では、今までに花嫁さまが生まれて歩んできた人生を表していて、バージンロードが始まる扉が誕生を、歩いていく1歩は1年を意味しています。
家族と歩んできた道を結婚式の当日に父親と共に花婿さまが待っている「現在」へ向かって歩きます。
父親から花婿さまへバトンタッチを行った後は「未来」へ進むという意味が込められています。
そして退場する時は「新しい人生への1歩を踏み出していく」という意味が込められています。
エスコート相手は父親でなければならないという決まりはなく、花嫁さまの人生を支えてくれた方にエスコートをお願いする方もいらっしゃいます。
始めから花婿さまと歩かれる方、母親や祖父母、兄弟姉妹と歩かれる方など自分にあった形を探してみてはいかがでしょうか?
■バージンロードの美しい歩き方
花嫁さまの入場シーンはゲストの皆様の印象にとても残りやすいと思います。
優雅に堂々と歩くためのポイントを紹介いたします。
・独特な歩き方である「ウェディングステップ」に慣れる
バージンロードを歩くときは「ウェディングステップ」と呼ばれる歩き方でゆっくりと進んでいきます。
右足を出して左足を揃える、次に左足を出して右足を揃えるというステップを繰り返します。
この歩き方は子供の歩き方を模したものですが誰かと合わせて歩いてみると意外と難しいものです。
ドレスショップや結婚式場でも練習する機会があります。
タイミングがそろうととても美しく見えますので意識して練習してみてくださいね。
・おちついてゆっくり歩く
緊張すると焦ってしまい、歩くスピードはどんどん速くなってしまいます。
バージンロードの意味を考えるとゆっくり歩きたいです。
またゆっくり歩いたほうが優雅で堂々としているように見えます。
深呼吸をして落ち着いて心の中で1歩1歩数えながら歩きましょう。
・胸を張って前を向く
エスコート役とのタイミング合わせやドレスの裾が気になってしまって、下を向いて歩いてしまう花嫁さまが多いです。
目線が下がると猫背になってしまい、横から見る姿が台無しに……なんてことも。
ドレスの裾が気になる場合は裾を軽く蹴るような感じで歩くと歩きやすくなります。
胸を張って前方を見ながら歩きましょう。
■まとめ
バージンロードには花嫁さまの人生という意味が込められています。
大切な人と歩かれるバージンロードは感慨深く、大切な思い出になると思います。
特別な想いと共に、美しいドレス姿で最高の結婚式が迎えられますように。
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