2018.07.21
ウェディングドレスのウエストから流れるようなラインやボリューム感ある美しいシルエットやを作るには、ドレスだけでは難しいことをご存知でしょうか?
ドレスの下にパニエというインナーをお召しいただくことによって完成されたシルエットができあがります。
パニエは様々な種類があり、ドレスによって合わせるパニエが一つ一つ違います。
今回はパニエについてご説明致します。
パニエとは、スカートの下に履くスカートのことです。
パニエを着用することによってドレスのスカートが膨らみ、シルエットを綺麗に見せることが出来ます。
また、着慣れないドレスを歩きやすくする効果や、身長に合わせてスカートの丈を調整する効果があります。
プリンセスラインやAラインなどスカートにボリューム感があるデザインは基本的にパニエ必須と考えましょう。
パニエが無いと貧相な印象を与えてしまいます。
逆にスレンダーラインやマーメードラインなどスカートが細身のデザインのドレスにパニエは不要です。
ボリューム感を持たせるとスカートが浮いてしまい、ナチュラルな雰囲気が壊れてしまうからです。
ここではプリンセスラインやAラインのドレスを選んだ花嫁の方向けにパニエの選び方を解説していきます。
パニエを選ぶにあたっては、以下の3点を重点的にチェックします。
・ウェディングドレスのスカートが浮いて足先が見えていないか
・ボリュームを出し過ぎてスカートに不自然なシワやヨレが出ていないか
・ボリュームを抑えすぎてスカートが必要以上に床に着いていないか
パニエはスカートを綺麗に見せるためのものです。
スカートに不自然な浮きや沈み、変なヨレが出来るようなパニエは合っていない可能性が高いです。
ウェディングドレスは前だけで無く後ろ姿もよく見られるので、試着の際にドレスコーディネーターに見てもらうなどして必ず全方位からチェックしておきましょう。
また、花婿さまや家族に見てもらって客観的な意見を聞いてみるのも良いでしょう。
ウェディングドレスは165cm~170cmに合わせてデザインされていることが多いため、150cm前後の小柄な花嫁さまや175cm以上の背の高い花嫁さまはスカート丈を調整するのに一苦労です。
小柄な花嫁さまは、大きめのパニエを着用してスカートのボリュームを横に広げることを意識してみましょう。
逆に背が高い花嫁さまは細身のパニエを選んでスカートの浮きを抑えます。
海外のインポートドレスは丈が長めにデザインされていることもあるので、インポートドレスを選ぶのも手です。
また、トレーンが50cm以上のドレスを着用する方は、パニエもトレーン付きのものを選ぶと良いでしょう。
トレーン付きのパニエを選ぶことで方向転換してもトレーンが綺麗に着いてきますよ。
とことんボリューミーなスカートにしたい!という花嫁さまには、パニエを重ねるという方法があります。
スタイリストさんと相談して、パニエを重ねられるかどうか確認してみてください。
上級者テクニックとして、カラーパニエを着用するという方法もあります。
ウェディングドレスの下からちらりと差し色のカラーパニエが見えると、ドレスの印象も変わります。
披露宴や前撮りの時に活用したいテクニックです。
選んだドレスをより自分のイメージに近付けるには、パニエがキーポイントです。
ドレスのボリューム感が物足りない、こんなシルエットになりたい、という方はぜひドレスコーディネーターに相談してみてくださいね。
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