会場に合わせたドレス選び
ウェディングドレスの専門家であるドレスコーディネーターが、花嫁さまのイメージや会場に合わせたドレス選びのテクニックを伝授する企画『コーディネーターズ ヴォイス』。
Y.In
Authentique /
初回は、「ドレスショップAuthentique(オーセンティック)大阪店」の因(いん)コーディネーターが『ラグジュアリーな結婚式』をコンセプトに、ゴージャスな会場の雰囲気に負けない極上の1着を選びました。
●式場:「コンラッド大阪」
●式日・時間:4月20日18:00〜
●招待人数:80名
●結婚式・披露宴テーマ:ラグジュアリーな春のナイトパーティー
●新婦様のキャラクター:華やかな雰囲気なファッションで、デザイナーズブランドがお好き。サバサバとした性格で打ち解けやすく、社交的な花嫁さま。
因 夕貴(いん ゆうき)
オーセンティック大阪店所属。
経験に裏打ちされた安心感のある対応はもちろん、会場とウェディングドレスのトータルコーディネートに定評がある。
ブランド名:Mira Zwillinger(ミラ・ズウィリンガー)
イスラエルのドレスブランド。
計算され尽くしたライン、手刺繍やビジューなど繊細なディテールが美しく、ノーブルな印象が漂うブランド。
地上200mの場所にある「コンラッド大阪」のパーティー会場は、眺望もよく夜景がとにかくキレイです。
美しい夜景の輝きに負けないよう、ビジュー[1] が美しいドラマチックなドレスを選びました。
同じ会場でも昼のパーティーなら、また違った印象のドレスを選んだかもしれません。
しかし、夜の場合は少しフォーマルな印象のドレスを選ばれたほうが、花嫁さまの「主役としての存在感」が際立ち、会場のエレガントさにマッチします。
特にビジューの上品な美しさは、ディテールの美しさに定評がある「ミラ・ズウィリンガー」ならでは。
会場の華やかさと相性が良いだけでなく、花嫁さまのきらめきを一段と引き立ててくれるドレスです。
[1]ビジュー:宝飾品を示す言葉で、フランス語で「宝石」の意味。輝きあるドレスの飾りのことを指します。
ホテルウェディングの場合は、カジュアルテイストなドレスよりもエレガントな印象のドレスがオススメです。
「コンラッド大阪」の会場は比較的コンパクトですので、ボリュームのあるタイプのドレスより、すっきりまとまったラインのドレスのほうがオススメです。
会場との相性も考えた上で、シルエットを上品に魅せるマーメイドラインのドレスを選びました。
マーメイドラインと一口に言っても、細さやラインなどさまざまなタイプがあります。
今回選んだドレスはスレンダーラインに近いくらいの細身なので、お召になる花嫁さまを選んでしまうかもしれません。
しかし、それだけに似合う花嫁さまがお召しになると、本当に素敵です!
特別なラグジュアリー感を演出できるオススメなドレスといえるでしょう。
「コンラッド大阪」の会場はコンパクトな分、ゲストとの距離感がグッと近くなることがあります。
距離感が近く一体感のある会場ではありますが、近い距離でドレス姿をゲストが目にするのです。
近くで見られても見劣りしないという点においても「ミラ・ズウィリンガー」のドレスはパーフェクトでしょう!
オーガンジー [2]生地の上にビジューと刺繍がすべて手作業で施されており、見れば見るほどドレスに秘められた上質感が伝わってきます。
まさに“ジュエリーをまとっている”かのようなドレスと言えるのではないでしょうか。
デザインの素晴らしさだけでなく、実際に試着された花嫁さまもよく「着心地が軽い!」とおっしゃいます。
軽やかで着心地がよく、花嫁さまに負担をかけずに至福の時間を快適に過ごしていただける。
この点も「ミラ・ズウィリンガー」のドレスの魅力と言えるのではないでしょうか。
※下記のコラムでミラズウィリンガーを詳しく紹介しています。
運命のラグジュアリーな一着なら♡Mira Zwillinger(ミラズウィリンガー)のオートクチュールドレス
[2]オーガンジー:薄手で程良いハリ感を持ち合わせ、上品な透け感が透明感を演出し、独特の光沢感と弾力性が特徴の生地です。
ラグジュアリーなドレスをお望みの花嫁さまは、ブランドありきで選びがちになられることもしばしばです。
しかし、ブランドを軸にして選んでいくとドレスの選択肢が限られ、もともとイメージしていた理想の花嫁像から離れて、ドレス迷子に陥りがちです。
「どんな結婚式にしたいのか?」「どう見られたいのか?」「会場にマッチするか?」などをドレスコーディネーターに伝え、理想の花嫁姿になるという目的に戻って考えると、ドレス迷子防止になりますよ。
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