2021.05.24

ゲストカードって何?書き方・返し方のマナーをご紹介

今、徐々に人気が出てきているアイテムがゲストカードです。これは結婚式の招待状に同封されるもので、ゲストが新郎新婦へメッセージを書いて、結婚式当日にカードを持参します。
芳名帳の代わりにもなり、受付がスムーズに済ませられることからコロナ対策としても注目されています。

今回のコラムでは、ゲストカードのマナーについてご紹介します。
気軽にボールペンで書いてよいものなのか?返信した方がいいのか?疑問を解消していきましょう!

ゲストカードとは何?送る側に気を付ける点はあるのか?

ゲストカードは芳名帳に代わる便利なアイテムとして、ここ数年の結婚式でよく見られるようになりました。ゲストカードの利用方法は以下のようになります。

1,新郎新婦は、挙式や披露宴の招待状にゲストカードを同封してゲストに送る
2,ゲストは、事前にそのカードにゲストの名前や住所、ゲストから新郎新婦へ向けたお祝いのメッセージを記載しておく
3,ゲストは、ゲストカードを結婚式当日に持参し、会場の受付時に手渡す

受付では、このカードと引き替えにゲストに席次表などが渡されます。一方、受付係はカードを受け取るだけになりますので、来場のチェックがスムーズにできます。

従来、結婚式の受付では、ゲスト一人ひとりが芳名帳に氏名や住所、メッセージなどを書くのがならわしでした。ところが、時間がかかって長い列ができてしまう光景がよくみられ、解消するのにゲストカードが登場しました。

これにより、芳名帳の必要がなくなったと同時に受付が迅速にできるようになりました。

それにゲストもその場で書く芳名帳では慌ただしく、ふたりへのメッセージも思うように書けないこともあるでしょう。ゲストカードなら、事前にゆっくりとふたりへ記念のメッセージも書けますし、一石二鳥の優れものといえます。

ゲストカードは「いまどき」のイメージが強く、年配ゲストの中には抵抗のある方がいるかもしれません。が、むしろ芳名帳への記載をなくすことは、年配ゲストへ当日の負担を減らすことになりますので、おすすめのアイテムとも考えられます。年配ゲストの抵抗感を少なくするためにも、ゲストに応じてゲストカードのデザインや素材を変えるという一手間を加えている先輩花嫁もいらっしゃいます。

またあくまでゲストカードは結婚式における演出のひとつであり、必需品ではありません。けれども、芳名帳とは少し違う、単なる受付カードという枠を超えた、新郎新婦にとって素敵な記念の品となることでしょう。

ただし、注意点があります。

招待状に同封する際に 「当日このカードをご持参ください」 という一文を添えておく必要があることです。それでも、当日忘れてしまうゲストもいますので、受付には予備を何枚か準備しておくといいですね。そしてボールペンやサインペン、筆ペンなど何種類か筆記具も必ず用意しておきましょう。

 

ゲストカードを受け取った側の返し方・マナーとは?

ゲストカードは、新郎新婦が自分たちの思い出にするために、ゲストに依頼して書いてもらう意図もあります。ゲストカード自体カジュアル度が高いので、ゲスト側は肩ひじ張らずに、新郎新婦にむけたお祝いの気持ちをそのままメッセージとして記載してよいのです。

学生時代の思い出を書いてもよいですし、「ご結婚おめでとう!私も本当にうれしいです!」「お幸せに!いい家庭を作ってね!」など、新郎新婦の結婚を心から喜ぶ気持ちをストレートに伝えて構いません。

しかしこれは「新郎新婦が読むだけだからマナーにとらわれないでよい」ということではありませんので、最低限のマナーは守りましょう。

①忌み言葉 、② 下品な表現 、 ③暴露話 など、お祝い事ではタブーとなっている言葉はNG。新郎新婦が不愉快になるような表現は絶対に避けてください。

さらに返信はがきの書き方と同様に、ゲストへの敬語である「御」などは、二重線で消しましょう

 

ゲストカードは表記の仕方も自由自在なのも魅力

Francesca Miranda(フランチェスカミランダ) ネイビー タフタ

イラストを添えたり、シールやカラーペンを使用して華やかにするといいでしょう。楽しいカードに仕上げたほうが、新郎新婦から「記念になる!」と喜ばれること請け合いです。

ゲストカードは、日本の結婚式ではまだまだ浸透していないので、新しい文化といえますが、新郎新婦にとってもゲストにとっても便利なアイテムといえます。気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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