YolanCris

2022.07.21

バイヤーが人気ドレスブランドを紹介!【dresspedia】Yolan Cris(ヨーランクリス)

Dressesでしか掲載していない、人気海外ドレスブランドのディープな情報が満載のdresspedia(ドレスペディア)。
第9回目は、独自のエンブロイダリーレースと高品質のファブリックが美しいスペインのオートクチュールブランドのYolan Cris(ヨーランクリス)をご紹介!

 

Yolan Cris(ヨーランクリス)

https://www.yolancris.com/about-us/

バルセロナ出身の姉妹Yolanda(ヨランダ)とCristina(クリスティーナ)により2005年から同地を拠点に製作を行っているドレスブランド。
古くからウエディングドレスのセレクトショップを経営する家庭に生まれ、幼い頃からドレスが身近にある環境で育った2人は、洋服とは違う特別感を、ドレスに感じながら育ったそう。
ただヨーロッパの古典的なドレスでは、花嫁がみんな同じに見えてしまうと感じたことから、花嫁の個性を引き立たせるような独自性のあるドレスをつくりたいと思ったことがブランド設立のきっかけになりました。

 

YolanCris

https://www.yolancris.com/collection/archive-2020/b-by-yolancris-2020/

多くを音楽からインスピレーションを得た他にはないデザインと、当時富裕層のみが可能だった「コレクションをみてオーダーをかける」という流れを価格を抑えて可能にしたことも相まって一躍人気ブランドになります。

 

https://www.yolancris.com/collection/bridal/she-2023-fashion-show-2/

その後、2013年にパリ、2016年にニューヨークへ進出し、NY Bridal Fashion Weekでコレクションを発表した最初のスペイン人デザイナーです。
日本国内では取り扱いが少なく、 希少価値の高いオートクチュールブランドと位置付けられています。

 

 

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軽やかで柔らかな素材感と、美しいシルエットから漂う高級感。
シンプル、そしてナチュラルでありながら、 繊細で上質なヨーロッパレースを贅沢に使用したラグジュアリーなドレスたちは 世界中のセレブリティから愛されています。
レース、ボーホー、エスニック、ヴィンテージの 4つのテイストで構成された世界観は、幅広い女性の心をつかみます。

 

PR関連

日本のブライダル紙「ELLE mariage」「Vogue Wedding」「25ans wedding」など多数掲載されいています。

 

日本におけるYolan Cris

YolanCris2015年、当時のFiore Biancaバイヤーが新たなブランドを探し求めていたところ、当時VOGUEでも話題を集めていたYolan Crisに注目。
バイイングするにあたって、トレンド色の強いNYブランドより、トレンドに左右されすぎず常にそのブランドらしさが感じられるヨーロッパブランドであること。
そして、何よりもFiore Biancaのブランディングにあった、お花の世界観を柔らかく美しく表現されたブランドを希望していました。
10個程ピックアップしていたブランドの中から、Yolan Crisは最も気になるブランドとして現地へ買付へに訪れました。

 

YolanCrisこのドレスはまさにその理想とするイメージにぴったりだと感じた1着。
イメージしていたドレスが揃うYolan Crisに出会った衝撃は鳥肌がたつ程だったといいます。
その後日本ではFiore Biancaが独占で契約し、日本初上陸のブランドとして全国の花嫁さまへお届けしました。
(※2019年6月から独占契約は外れています。)

 

着用した有名人

Lady GaGa、Beyoncé、Christina Aguileraなど世界中のセレブリティが、レッドカーペットやミュージックビデオ、コンサートなど様々なパーティで着用。

Lady GaGa(レディ・ガガ)

 

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アメリカ合衆国のシンガーソングライター、音楽プロデューサー、女優、実業家、活動家。
革新的なダンス音楽、歌唱力、そして独特のファッションやパフォーマンスの数々で世界的な人気を誇ります。
2016年にVictoria’s SecretのファッションショーでYolan Crisの赤いバラが印象的なドレスを着用し一躍話題に。

 

Beyoncé(ビヨンセ)

 

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アメリカ合衆国・テキサス州ヒューストン出身のシンガーソングライター、ダンサー、音楽プロデューサー、女優。
ソロデビューからアルバムが連続6作品すべて初登場1位を獲得した史上初の女性アーティスト。
2016年、MTV Video Music Awardsの受賞の際にYolan Crisのドレスを着用していました。

 

Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)

 アメリカ合衆国のシンガーソングライター。
ディズニー映画「Mulan」の主題歌「リフレクション (Reflection)」や、2010年公開のミュージカル映画『バーレスク』の主演女優としても知られる。

 

デザイナーの人柄

YolanCris現在は主にYolandaがデザイナー統括を行い、Cristinaが社長として会社を運営しています。
2019年には日本に来日し、Fiore Biancaメンバ-の勉強会にお越し頂きたっぷりと1時間半お話頂きました。
とてもパワフルでエネルギッシュなイメージの方。
日本のマーケットについて興味関心があり、日本で流行っているものや花嫁のニーズを取り入れたい気持ちが強いと感じます。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアとニーズが異なることを理解し、ブランディングを損なわないラインを保ちながら、仕様変更にも応えていると話しています。

 

 音楽が流れるアトリエで、トルソーに生地をあてながらデザインをイメージ。
この時間だけで80時間程費やすこともあるそう。
素材へのこだわりも強く、花嫁様には写真で伝わらない素材の魅力を伝えてほしいとおっしゃっていました。

 

Yolan Crisの買い付けについて

活動拠点であるバルセロナのブライダルファッションウィークに出店されており、そこで買付を行います。
先述したようにYolan Crisのデザインのインスピレーション源である音楽。

 

YolanCris2018年のコレクションではロックなど勢いのある音楽に合わせ、メジャーに見立てたランウェイをモデルが歩きました。
音楽に合わせたようなファッション性の高いスタイリングも多く、ハットやブーツなどを取り入れ個性的な見せ方も。
ドレスをただ見てもらうだけでなく、エンターテイメントショーとして観客を楽しませる演出が満載です。

 

YolanCris

その後別日にアポイントをとりアトリエへ。
ポールに並んだドレスから気になるものをモデルに着用してもらい、買い付けるドレスを決定します。
攻めたデザインも多いため、ライニングを入れてもらう、カットを浅くしてもらう、スリットを閉じてもらうなどほぼ全てのドレスに仕様変更のオーダーをしますが、とても柔軟に対応してくれます。

 

バイヤーからみたYolan Cris

Yolan Crisのドレスはウエディング業界・ファッション業界で「革命」と評されているように、いい意味で一癖あるこれまでのドレスとは異なる雰囲気を持つドレスが多いと感じます。

YolanCris例えば、こちらのレースのドレス。レースのドレスは世界中に数え切れないほどありますが、20種類以上のレースをパッチワークして作られたドレスはそうそう見ることが出来ません。

 

BOROSA|Yolan Cris(ヨーランクリス)

ロングスリーブのドレスには、レザーが使われていたりとファッションとウエディングの境界をなくすようなスタイルも豊富。
「ファッションが好きで、トレンドも大切だけどそれに流されすぎない、自分に自信をもった女性に着てほしい」というデザイナーの思いを全てのドレスから感じることができます。

 

ドレスショップFiore Bianca(フィオーレビアンカ)とのコラボドレス

Yolan Crisにはオリジナルでカラードレスも作成して頂き、Fiore Biancaでしかお召いただけない特別なドレスを制作しています。
基本的にコレクションはウエディングドレスで作成されているため、カラードレスにしても可愛いと思えるデザインをピックアップ。
デザイナーや営業担当にカラードレスへの変更可否を確認します。
色見本が準備されているわけではなく、色味のニュアンスをその場にあるお花やものを使って伝えていく。
そこからこちらが実物をみれるのは完成品のみ。
細かく指定しすぎることなく、デザイナーを信頼しのその感性に任せるようにしています。

Dressesで掲載しているYolan Crisのドレス

薄いピンクの生地を使用することで繊細なレースが引き立つ一着。
他の花嫁さまとはひと味違う印象をゲストの方に与えることができる、とても貴重なウェディングドレスです。

 

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