2016.11.19
結婚式の中でも楽しみな衣装選び。
ドレス・タキシードはもちろんですが、「和装」も考えてみませんか?
日本人らしい、凛とした雰囲気がそこにはあります。
今回は、和装に注目して、描かれている【柄】についてご紹介したいと思います。
華やかに四季の植物が描かれたものや、豪華絢爛な鶴が描かれたもの、雅な古典柄のもの、など
着物に描かれている柄行に注目してみると、和装もより魅力的です。
特に【吉祥文様】と呼ばれるおめでたい柄は、結婚式らしい特別感がありますね。
【吉祥文様】とは。
縁起がいいといわれる動植物や品物を描いたもので、国によって違いはありますが、中国文化をはじめとするアジアで広く使われている柄。
日本では「松竹梅」「鶴亀」などが代表的。
吉祥文様はそれ自体に、想いが込められたものが多く、お祝い事に使用されます。
描かれている意味に注目して衣装を決めるのもいいですね。
いくつかご紹介させていただきます。
【鶴】
「鶴は千年、亀は万年」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
長寿の象徴ですね。
また、鶴は生涯に一羽としかつがいにならないといわれており、夫婦円満の象徴でもあります。
【亀】
亀も同じく、寿命の長い動物として「長寿」の意味が込められています。
古代の人はその特徴的な甲羅の模様にも特別感を見出し、「亀甲紋」としても昔から愛されてきました。
【鳳凰】
古代中国から伝わる伝説の鳥です。おめでたいことの起こる前ぶれに現れるといわれてきたため、吉祥文様として今でも残っています。
想像上の鳥ですが、広げた翼やたなびく尾が非常に美しく、着物全体も華やかな印象になります。
【鴛鴦(おしどり)】
雌雄がいつも一緒にいることが多く、「夫婦円満」「夫婦和合」の象徴とされています。
羽の色も美しいので、広く使われている文様です。
【蝶】
花から花とひらひらと空を舞う姿が平和的で、美しく愛らしいとされ、今では吉祥文様となりました。
「美しさ」「ひたむきさ」といった意味が込められているようです。
大切な一日。
衣装に込められた想いを纏うのも素敵ですね。
より一層、気持ちのこもったお式になるはずです。
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