2018.05.29
記者たちは最初、ブーケを見たときに「控えめ」な印象を受けたと言います。
なぜなら、メーガンはこれまでスポットライトを浴びてきた、いわゆる超現代的と言える花嫁で、もっと自己主張があっても不思議ではないと思い込んでいたのです。
しかし、そこにはある秘密のメッセージが込められていたのです。
今回、お二人のためにブーケアレンジメントを務めたのはロンドンを拠点に活躍するフローリストのフィリッパ・クラドックでした。
実はこのブーケには、挙式前日にハリー王子がケンジントンパレスのプライベートガーデンで自ら摘んだ花が挿し入れられていたというのです。
その中には、ハリー王子の母であるダイアナ妃が愛した「わすれなぐさ」も含まれていました。
特別な一日を亡き母と共に過ごしたいというハリー王子と、それを大切に胸に抱いたメーガンの気持ちが伝わってきますね。
メーガンのブーケは、スイートピー、アスチルベ、ジャスミン、アストランティア、そしてキャサリン妃の時と同様にスズランを使い、その茎をローシルクのリボンで束ねただけという大変シンプルなものでした。
スズランは「愛」を意味し、羽根のようなアスチルベの現地での花言葉は「献身」。
また、王家の伝統に従ってマートル(ギンバイカの枝)も使われています。
マートルは希望と愛の象徴とされ、どれも花嫁のブーケにはぴったりのチョイスです。
彼女のこれまでの栄光を知る人々や記者たちは、シックなクチュリエドレスと同じく「控えめ」に感じたのだそうです。
しかし、ウェディングに現れたメーガンはすっかりロイヤルファミリーの一員としての気品をまとっていました。
彼女は愛と献身をテーマとして花たちを選び、そこに大切な「思い出」をプラスした、ハリー王子への心づかいと深い愛情を表現したものでした。
メーガンは、あえて伝統的な衣装や小物を選び、イギリス王家の伝統やその継承、そしてロイヤルファミリーとしっかりとした関係を築いてその役割を果たしてゆきたいという固い決意を示したものでもあったのです。
いかがでしたでしょうか。
とてもゴージャスで忘れられないウェディングを終え、お二人には末長くお幸せになっていただきたいと願わずにはいられませんね。
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