2018.07.24
新郎さまの結婚式の定番アイテムといえばタキシードです。
そんなタキシードですが、欧米と日本では、その着用のルールや常識にズレがあるのだとか…。
ここでは、タキシードをかっこよく着こなすために知っておきたい、6つの豆知識に触れていきます。
結婚式では、タキシードを着用する新郎さまが大多数を占めます。
昔はフロックコートという丈の長い衣装も存在していましたが、最近ではほとんどの花婿さまがタキシードを着用しています。
その理由は、丈の短いタキシードは小柄な日本人のスタイルに似合いやすいことや、タキシードを着用した海外セレブがレッドカーペットでよく目にすることなどとも言われています。
タキシードは黒や白、ネイビーの無地柄が定番で、襟部分には艶のあるシルク素材などが用いられます。
ボタンの数は少ないほどフォーマルだと考えられており、結婚式のような場ではひとつボタンのタキシードが理想。
ボタンはくるみボタンのものを選ぶとよりフォーマルです。
デニムやスラックスではベルトをするのが一般的ですが、タキシードの場合はベルトレスで着用します。
このため、サスペンダーなどを身に着けます。
よく見ると側章と言われるパンツ側面にラインが入っており、このラインにはタキシードジャケットの襟部分に使われている、光沢ある素材を用います。
タキシードを着用する場合は、蝶ネクタイを結ぶのがルールです。
日本では「お祝いの場のフォーマルウェア=白いネクタイ」という印象もありますが、欧米では基本的に黒のネクタイが定番のフォーマルスタイルとなります。
通常のシンプルなワイシャツでも構いませんが、こちらのようなプリーツ(ヒダ)入りのシャツを着用すると一気にドレッシーになり、よりフォーマルのスタイルとなります。
袖口には、できるだけカフスボタンを使用しましょう。
タキシードに合わせるフォーマルシューズは、エナメルのオペラパンプスや、レザーシューズがあります。
昔はパーティーの時間帯によって使い分けられていましたが、最近だとパーティーのスタイルに合わせて靴を選ばれています。
例えば、ホテルウェディングなどのような重厚感のあるクラシカルなパーティーでしたらオペラパンプス、リゾートウェディングやゲストハウスウェディングなどナチュラルなパーティーでしたらレザーシューズがおすすめです。
ルールやトレンドは様々ありますが、イメージしている結婚式のスタイルによって似合うコーディネートを楽しんでいただければと思います。
これは乗馬などの際、ポケットの中に砂埃が入るのを防ぐデザインの名残りで、パーティーシーンに着用するタキシードには不要なものです。
また、背面のお尻部分に入るスリットも動きやすくするために入っている切れ目ですので、タキシードには必要のないデザインです。
まとめ
タキシードは、昼夜を問わず着用できる歴史あるフォーマルウェアです。
最近ではデザインの幅も広がり、個性も発揮できるようになったタキシード。
ファッションの自由度も高く、着こなしやすいタキシードですが、ちょっとした歴史やルールなどを知っておくと、ハレの日にふさわしい、素敵な着こなしができるかもしれませんね。
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