2019.10.02
世界中の信頼できるインポートブランドとオリジナルレーベルのドレスを取り扱うドレスショップFioreBianca(フィオーレビアンカ)。
そんなFioreBiancaがメインブランドとして大切に取り扱っているYolan Cris(ヨーランクリス)は、姉のヨランダと妹のクリスティーナの二人がデザイナーを務める、スペイン発のブランドです。
Yolan Crisのドレス一覧はこちら★
本日はデザイナーの一人のクリスティーナがFioreBianca大阪店にお越し下さり、ドレスコーディネーター向けの勉強会が実現致しましたので、その様子をお伝え致します。
ドレスに込められたこだわりはもちろん、Yolan Crisが考える今後のブライダルの流行のお話も伺いましたので、どうぞご覧ください。
ドレスコーディネーターは、花嫁さまにドレスの魅力や、デザイナーの思いを伝えるパイプ役です。
そのため、ドレスの知識を身につけたり、コーディネートの勉強会を行ったりと、定期的に学ぶ時間を設けております。
プロとして花嫁さまに様々な角度からアドバイスをするために必要なインプットの機会なのです。
今回はなかなか機会の少ない、デザイナー本人が来日してお話を伺えるお勉強会ということで、全国各店舗からコーディネーターが集結。
通訳を介して、1時間半熱心にメモを取りながら話を聞いたり質問したりする姿が印象的でした。
コーディネーターが夢中で聞いていた勉強会の内容を、すべて皆様にお伝えします♡
まずは自己紹介を兼ねて、Yolan Crisというブランドができるまでの経緯や、クリスティーナ自身のルーツをお話してくれました。
わかったのは、ブランドの起源は姉妹であるデザイナー二人が育った環境にあること。
ウエディングドレスのセレクトショップのようなお店を経営する、ブライダル業界の先駆者だった母親を持つ二人は、幼少期からウエディングドレスには「洋服とは違う特別感」を感じていたそうです。
特別感は感じながらも、昔ながらのヨーロッパの伝統的なドレスでは、花嫁さまがみんな同じに見えてしまうと感じたことがきっかけで、
他にはない、伝統を崩した花嫁さまの個性を大切にできるドレス作ろう、とブランドの設立当初から思っていたとのこと。
また、富裕層のみが可能だった「コレクションを見てオーダーを掛ける」という流れを今までよりもローコストに抑えて実現したのも成功の秘密だったと分析。
実際にFioreBiancaでも、入荷前に細かい独自のオーダーをしたうえで、入荷に至っております。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアとニーズが異なることを理解し、それぞれの国の花嫁さまが選んで頂けるようブランディングを損なわないぎりぎりまで、細かなディテールの変更を受けているとのことでした。
ファッションが好きで、トレンドも大切だけど、流行に流されすぎない、そんな自分に自信を持った花嫁さまにお召し頂きたいと語っていました。
何度も繰り返しデザイナーが伝えていたのは、生地の大切さ。
「いい生地がないといいドレスは作れない」と彼女は言い切ります。
ドレスを作成し始めるときも、デザイン画を描き始めることからスタートするのではなく、マネキンに生地を合わせながら構想を練るそうで、ドレスによってはこの段階だけで80時間程費やすこともあるそうです。
確かに、YolanCrisのドレスは柔らかく、着心地が良いものばかり。
ドレスコーディネーターにも写真では伝わりにくい、素材の素晴らしさをぜひご新婦さまに伝えてあげてほしいとお話されておりました。
また、ドレスを作るときは音楽からインスピレーションを受けることが多いそうで、バイヤー曰く、アトリエにはロックからPOPSまでジャンルを問わず、常に音楽が流れているとのこと。
クリスティーナにとって音楽は、ドレスの作成に欠かせないものなんですね!
歴史的に見ると、プリンセスラインやロングトレーンなどゴージャスでボリュームのあるデザインが主流であったけれど、どんどんシンプルで軽いものが好まれてきている印象を持つそうです。
今後ヨーロッパでは、華美なジュエリーを身に着けることは少なくなり、ベールやケープ、ジャケットなどをコーディネートすることが増えてくるのでは?と話していました。
今の時代はSNSが発達しているので、リアルタイムでコレクションの情報も世界に発信される分、良いと評価されるものに流されて、みんなが同じようなものを作ってしまう一面があることを危惧。
タグでブランドを評価するのではなくて、世界観でブランドを表現できるようなブランドが残っていくであろうし、YolanCrisもそうでありたいと話してくれました。
カジュアルなラインなども含めると年に8回のコレクションを発表しているYolanCrisが大切にしているのは、「いつも新しいものを生み出しているね!」と言ってもらえること。
では、そんなYolanCrisのドレスの中で、FioreBiancaに入荷した一部のドレスのこだわりや作成時のイメージを伺いましたのでご紹介します♡
こちらのドレスは本来、オーバースカート(取り外し可能なスカート)でデザインをしていて、挙式のときはプリンセスライン、ダンスパーティーのときはスレンダーラインになるよう作成されたそうです。
日本では披露宴でのダンスがあまりメジャーではないため、バイヤーより依頼し、プリンセスラインとして入荷。
トラディショナルとモダンの融合、というのをテーマにしたため、珍しいミモレ丈のデザイン♡
ぜひ足元までこだわってほしい1着です。
その他ミニドレスのように足元のコーディネートが楽しめるミモレ丈のドレスはこちら★
ウエディングドレスYolan Cris 03-7459/FioreBianca最高級のフランスのレースとイタリアのシルク、20種類の素材を組み合わせて作成された、渾身の1着。
レースを組み合わせたときのバランスの取り方が難しかったそうです。
パタンナーと一緒に構想を練ったそうで、チームワークのお陰で完成させることができたと嬉しそうに語ってくれました。
お召し頂くと、そんなこだわりが詰まっていることが肌から伝わってきます。
こちらのドレスのコーディネート記事はこちらから★
こちらのドレスはリゾートウエディングをイメージしたデザインとのこと。
元々はカラードレスではなく、ウエディングドレスで考えていたものを鮮やかなブルーで染めたそう♡
軽やかなデザインなので、ぜひビーチが見えるリゾートな会場の方におすすめです。
こちらのドレスのコーディネート記事はこちらから★
その他、Yolan Crisのドレスはこちら★
今回は海外ドレスのブランド勉強会をレポートしましたが、いかがでしたか?
デザインはもちろん、人柄もとっても素敵なクリスティーナ♡
ますます、今後もYolanCrisから目が離せません!
ぜひお店に足を運んで、こだわりが詰まったドレスを手にとってご覧頂きたいです。
Dressesでは掲載ドレスのご試着のご予約も承っております。
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