2021.05.12
花嫁から両親へ贈る「花嫁からの手紙」は、結婚式の締めくくりとして、とても印象深いシーンの1つ。
これまでの感謝の気持ちを改めて伝える素敵なシーンに、感涙するゲストも多いですね。
でも今まで家族と紡いできた歴史や長年育ててくれた両親への感謝を、数分間の手紙にするのはなかなか難しいもの。書き方や読み方、緊張など気持ちの変化にどう対応するかなど、準備をしておくことでしっかりと気持ちを伝えることができます。
手紙を書くときのポイントや文例をベースに、自分らしい感謝の想いを余すことなく伝えられる手紙の内容を考えてみましょう。
披露宴でゲストが注目し、これまでの想いが胸いっぱいによぎる中で読む、感謝の手紙。
一所懸命書くことはいいですが、言いたいことを思いのままに書き連ねると、内容にまとまりがなくなったり、両親やゲストに対して失礼になったりすることもあります。
親にだけ伝えたいことがあれば、読みあげる手紙とは別の手紙を渡すといいでしょう。
本来であれば家庭内で済ませるべき身内のことを披露宴で読む場合は、まず『この場をお借りすることをお許し下さい』などとゲストにひとこと断りを入れる配慮を。
さらに最後でも構いませんので、相手方の両親や兄弟、親族にも必ず挨拶とお礼を述べましょう。
手紙を書くのは、結婚式の前日ではなく、1週間前には仕上げておくこと。
前日ですと結婚式の準備でバタついたり、気持ちが高まって書けなくなることもあります。
そして時間配分も重要。だらだら長すぎてはメリハリがなくなります。10分以内に収めるようにしましょう。
感謝の手紙は、主に「導入」「展開」「結び」の3ブロックに分かれます。
「導入」では手紙を読むことの断りや、どんな想いで書いたのかなどを書きます。
次に「展開」では伝えたいことをメインに、どんな家庭で育ったかや、これまであった中でも印象深いエピソード、自分の想いをしたためましょう。
エピソードは身内だけで盛り上がるものはタブー。
ゲストが飽きずに聞け、心に響くような内容がおすすめです。
最後の「結び」では、今後ふたりで家庭を築く上での抱負や、新郎の両親・ゲストへの感謝の気持ちを表しましょう。
また手紙の内容が母親への感謝ばかりになるケースが多々見られますが、父親が寂しい思いをしてしまうことに…。
両親それぞれの感謝は比重を揃えましょう。以下、それぞれの例をご紹介します。
例1.ゲストへのお礼・お断り
ご列席の皆様、本日はお忙しい中私たちの結婚式へご列席いただきまして、本当にありがとうございました。そしてこの時間をお借りし、私を育ててくれた両親へ、感謝の気持ちを伝えさせていただくことをお許し下さい。
例2.両親への呼びかけ
お父さん、お母さん。今日まで〇〇年間、育てていただきありがとうございました。皆様に祝福していただく中で、このような結婚式を挙げることができたのも、あなた方のおかげです。娘として、今のわたしの気持ちをお伝えさせてください。
例1.思い出を振り返り、感謝を伝える
お母さんはいつも私の考えていることを当てましたね。具合が悪いのを隠していても、なぜかお母さんだけは分かっていていました。それに落ち込んでいる時は私の好きな料理を作ってくれ、さりげなく励ましてくれました。どれほど支えになったかわかりません。それほど、私の事をずっと見ていてくれたんだと思います。ふたりの子として生まれてきてよかったですし、大切に育ててもらいとても幸せです。本当にありがとう。
例2.過去の失敗や後悔を謝る
お母さんがしてくれる家事を、当たり前のことのように思っていた私。お父さんの服と緒に洗わないで!と言いながら、自分では洗濯もせず、いつも困らせていました。 そんな私を寛大な気持ちで包み込んでくれてありがとう。
例3.家族みんなに対してのお礼を伝える
小学校のころは、家に帰るとすぐ宿題もやらないで外に遊びに行ってしまう私を、叱ろうとする父と母から“子どもは元気なほうがいい”とかばってくれたおじいちゃん。お転婆でずいぶん困らせてしまったけど、おじいちゃんのおかげで病気などすることなく丈夫で元気に育つことができました。心から感謝しています。
例1.新郎の親への感謝・メッセージ
□□さんのお父さん、お母さん、ご兄弟、ご親族の方々。このような私を温かく受け入れてくださり、私たちの結婚を認めてくださりありがとうございました。至らないところばかりですが、ふたりで力を合わせて幸せな家庭を築いていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
例2.ゲストへの感謝・今後の抱負
こうして今日の佳き日を迎えることができたのも、ご列席くださったみなさまのおかげです。まだまだ未熟な私たちですが、これからもどうぞ温かく見守ってくださいますようお願いいたします。
さまざまな文例を紹介してきましたが、これらがすべて正解というものではなく、あくまでもヒント。
紹介したエピソードと似たような体験や、書き進めていく内に思い出したエピソードがあれば、その内容を盛り込んだりするのもいいでしょう。
さらに言い回しをより自分らしくアレンジしたりと、使い方は自由。
最後に、列席した誰もが感動する手紙に仕上げるのに大切なことは、自分の言葉で伝えることです。
書いたら何度も声に出して読み、自然に伝わる手紙になるようブラッシュアップしてください。
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