2018.02.06
現代では、ウェディングドレスは白のイメージが強いですが、歴史に振り返ると、実は昔のイメージは異なりました。
どうしてウェディングドレスは白いのでしょうか?
今回のコラムではウェディングドレスの起源と変化を紹介したいと思います。
■ローマ帝国では白いウェディングドレスが使用されていたが。。。
ローマ帝国では白いドレスとオレンジの花冠は結婚の服装でした。
現代でもインスピレーションとなり続けるローマ帝国の白いエンパイアラインドレス。
しかし、中世時代から、白いドレスよりも、赤や黒のカラードレスの方が好まれ始めました 。
この色のカラードレスの方が、染物師にとって作りやすかったからだそうです。
色よりも、アクセサリーの方が大事でした。
以降、ウェディングドレスはカラードレスとして意識され、中世時代から19世紀までこの考え方が主流でした 。
19世紀にも、赤いドレスで結婚が行われ、白は喪服に使われていました。
■ヴィクトリア女王の結婚式のインパクト
しかし1840年に、ヴィクトリア(イギリス女王)は廷臣の反対を聞かずに、ローマ帝国を彷彿とさせる白いドレスとオレンジの花冠で結婚しました。それで、今でも使い続ける白いウェディングドレスの習慣が確立されました。
■象徴的意味に囲まれている白
白は純粋さ、無垢の象徴であり、特にキリスト教では処女性を示す色として考えられています 。
現代でも、習慣として、美的感覚として多くの人が白いドレスを選んでいます。
確かに、どのようなアクセサリーを付けても素敵で、顔の色に合う色です。
そしてライン、モチーフ、刺繍などで差をつけていますね。
同じ白なのに印象は全然違うドレスを紹介させていただきます。
長いトレーンを外すことができるこのマーメイドラインドレス。
こちらはyolancrisのビーディングとエンブロイダリーレースのドレスです。
シンプルなイメージを与える胸元のドレープが美しいドレス。
イリュージョンネックとレースのボリュームが多いドレス。
こちらはRosa Clara(ロサクララ)のスレンダーラインドレスです。
長いレーススリーブは特徴です。
長い歴史があるウェディングドレスは起源を忘れずに、現代のモダン花嫁さんのニーズに応えるように進化し続けています。
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