「本当に譲れないこと」を一緒に見つけ、ベストな式場をご提案します
Dressesコンシェルジュ 笹原 愛莉(ささはら あいり)
- ブライダル業界歴
- 3年
(プランナー歴:1年、ウェディングドレスコーディネーター歴:2年)
- 趣味・特技
- お菓子作り、料理、キッチングッズ集め
- 好きな映画
- 韓国ドラマ
- 大切にしている信念
- 「初心忘るべからず」「すべてのお客さまは自分のお客さま」
ゲストが遠方でも「結婚式を挙げて本当に良かった」そう思える理由
私は2016年に結婚式を挙げました。 その際、結婚式を挙げるかどうか、とても悩んだ経験があります。
実は私は、結婚を決めたと同時に第一子を授かりました。 そのため、一時は結婚式を諦めようかどうかと迷いましたが、家族への感謝の気持ちを結婚式を通して伝えたいという思いが強く、何からの形で結婚式を挙げたいと願っていました。 そこで「神社結婚式」という形を選ぶことにしました。
ただ、そのときに苦労したのが、式場選びです。 私たち夫婦の地元は鹿児島なのですが、親族や友人が福岡、関西、東京といろいろな場所にいたため、皆さんが出席しやすい式場を決めるのに苦労したんです。
あまりに苦労したため「結婚式を挙げないほうがいいのではないか」という気持ちまで頭をもたげるようになり、最後まで悩みに悩み抜いた結果、最終的には鹿児島という場所で結婚式を挙げることができました。
そのとき感じたのは、私たちと同じように「場所選び」で悩んでいる新郎新婦さまは多いだろうな・・・ということでした。 とくに全国に親族や友人が散らばっている場合、皆の移動の負担を考え、どのようにバランスをとって場所を選ぶかが大切です。 「そんなに悩むくらいだったら、結婚式を挙げないでおこうかな」「今はコロナ渦だし、集まること自体にリスクがありそうだし・・・」そんなふうに考え、二の足を踏んでらっしゃる方は多いと思います。
ただ、私が結婚式を挙げて強く思ったのは、「結婚式を挙げて本当に良かった」ということです。 私は多分、結婚式を挙げなければ、私は両親への感謝の気持ちをあれほどしっかり伝えられていなかっただろうなと思っています。 そして私自身も、皆の前で結婚式を挙げたことで、あらためて、パートナーとともに、自分たちの人生を歩む決意ができました。 何より、両親・親族、そして友人、皆が本当に喜んでくれていたことを、今も昨日のように思い出します。
親御さまが涙を流された、思い出のご試着
私がウェディングドレスコーディネーターとして働いていたときのエピソードを紹介させてください。
ある新婦さまがドレスを試着されることになり、お母さまとお父さまが「どうしてもその姿を見てみたい」ということで、遠方から新幹線に乗ってご来店されました。
そして、いざ試着となり、新婦さまがドレス姿で試着室から出てきた瞬間。 お母さまが感極まって涙を流されたのです。
「ちょっとちょっと、お母さん、なんで私より先に泣いちゃうの?」 そう言いながら、新婦さまも、泣き笑い。
私も子どもがいるので、お母さまの気持ちがよくわかり、胸がいっぱいになり一緒になって泣いてしまいました。 女性3人で泣いたり笑ったり、大忙しです。
一方、お父さまはそんな私たちの姿を見守るように、いつもと変わらぬ表情でいらっしゃいました。 ただ、新婦さまとお母さまが気付かない間に、お父さまがそっと背中を向けて、目頭をたびたび押さえておられたことは私だけの秘密です。 照れ隠しなのか、泣かまいと我慢されていたのか、もしかすると誰よりも感動されておられたのかもしれません。
親子の絆を感じる優しくて温かな時間にもなったことを、今も思い出します。
結婚式は新郎新婦にとって、一生の思い出に残る日。 でも、同じくらい、もしかしてそれ以上に、親御さまにとっても特別で忘れられない日なんです。
大切な我が子の旅立ちをしっかりと見届けたい。 そう願う親御さまは、喜びと同時に緊張や不安も抱えていらっしゃることが多いです。 だからこそ私たちは、新郎新婦のおふたりはもちろん、親御さまのお気持ちにも寄り添うよう接客させていただいています。
この時代だからこそ「譲れない理想」を叶えるお手伝いがしたい
私は「結婚式を挙げて本当によかった」という自分の体験から、このコロナ禍で結婚式を挙げるかどうか悩んでいらっしゃるお客さまにも、できるだけ、結婚式を挙げられることをオススメしています。
とはいえ、今の状況では、さまざまな制約が入ることも事実。 だからこそ、結婚式を挙げるおふたりにとって、絶対に譲れないことは何かを伺いながら、よりベストな結婚式をつくりあげたいと思っています。
その上で、ひとつエピソードを紹介させてください。 ある新郎新婦さまの相談エピソードです。
そのお客さまには元々、第一希望の式場があり、その式場以外で式を挙げることは考えていない状況でした。 でも、その式場はコロナ対策で定員数を減らしており、お客さまがご招待したい人数を受け入れられないことがわかったのです。 それでも私はあきらめきれず、毎日のように式場にご連絡しては、「どうか見学だけでもさせてほしい」とお願いしていました。 しかし、式場側からは「式を挙げていただくためには、どうしてもゲストの人数を減らしていただく必要があります」というお返事が続いていました。
式場も受け入れたくても受け入れられない心苦しい状況。 式場側からのお返事をお客さまに伝え、お客さまにゲストの人数を減らしていただくようお願いできたかもしれません。 でも、そのお客さまはもともと、ゲストの人数をかなり減らし、本当にご招待したい方だけに絞ってくださっていたのです。 そのため、私の思いとしては、これ以上ゲストの数を減らすことだけはしてほしくありませんでした。
そこで私は、お客さまにこうお伝えしました。 「ゲストの数は減らしてほしくありません。本当はご希望の式場をご案内さしあげたいのですが、人数の問題でご紹介できない状況です。もし可能なら、ゲストの受け入れに問題ない他の式場をご提案させていただけませんか。必ずおふたりの理想を叶える式場を見つけます」とお伝えしました。
その言葉にお客さまはうなずいてくださいました。 その後私は、お客さまのご希望を伺いながら、3つの会場をご提案しました。 するとお客さまは、すべての会場に見学してくださり、最終的にその中から決めてくださったのです。
その後、結婚式を無事挙げられたお客さまからは「あのとき、人数を減らして妥協しないで本当に良かった」と言っていただけました。
お客さまが本当に譲れないことを守りながら、ベストな条件を一緒に探していく。 コロナ禍のこんな時代だからこそ、意識し続けています。
「結婚式を挙げて本当に良かった!」という笑顔のために
昔も今も、そして今後どんなに時代が移り変わっても、結婚式の魅力は変わらずに輝き続けるものだと思います。 たとえコロナ禍であっても、大切な人たちの笑顔と出会える結婚式は、新郎新婦や親御さま、そしてゲストの方々の記憶に深く刻まれ、かけがえのない特別な一日となるはずです。
「式場はどう決めればいい?」「自分たちが何をしたいのかボンヤリしてわからない」、そんな悩みのときは、ぜひお気軽に私たちDressesコンシェルジュを頼ってください。 何でも話せるよき相談相手として、おふたりの馴れ初めから描いておられる理想の未来まで、一つひとつお伺いしながら、おふたりが一番大切にされているものを感じ取りたいと思っています。
理想の結婚式を挙げるには、理想だけではなく、さまざまなことへの配慮や臨機応変な対応も求められます。 ですが、そのハードルを超えた方々は皆さん口を揃えて、「結婚式を挙げて本当に良かった」と笑顔でお話ししてくださいます。
私の使命は、理想の結婚式を挙げるためのハードルを少しでも低くし、一緒に乗り越えてゆけるよう、全力でサポートすること。どんな些細なことでも、ご遠慮なくご相談ください。 あなたからのご相談をお待ちしております。